
「英語が得意ではないメンバーもいる中で、本当に現地で成果を得られるのか?」
そんな不安の声もありました。
それでもPUXではあえて“現地で学ぶ機会”を若手エンジニアに託しました。
PUXでは、若手エンジニアが自らの視野を広げるための海外研修の機会を積極的に設けています。
今回5名のメンバーが2手に分かれて、アメリカ・シリコンバレー(サンフランシスコ、サンノゼ、マウンテンビュー、サンタクララなど)を訪問し、現地企業との意見交換や技術カンファレンスへの参加を行いました。
最先端のテクノロジーが生まれる場所で、彼らは何を感じ、どんな刺激を受けたのか。
そこには机上の学びでは得られないリアルな気づきがありました。
今回はそんな現地での経験を通して得た学びや成長を、インタビュー形式で紹介します。

読了時間:約5分
目次
1)百聞は一体験にしかず。シリコンバレーの空気が教えてくれたこと
2)インタビュー:現地での驚きと学び
- 出発前の気持ち
- Waymoの自動運転タクシー体験
- 現地の物価に驚き
- カンファレンスで感じた熱気
- 想定外の質問に冷や汗
- 技術と社会制度の融合
- 経験と学び
3)まとめ

百聞は一体験にしかず。シリコンバレーの空気が教えてくれたこと
初めてのシリコンバレー出張。
彼らが向かったのは、世界中のエンジニアが憧れる“テクノロジーの聖地”シリコンバレー。
そこで待っていたのは数々の「予想外」でした。
驚くことや不慣れなことに遭遇しましたが、それでも一つ一つの出来事が価値観や考え方をアップデートするきっかけとなりました。

インタビュー:現地での驚きと学び

Q1:初めての海外出張、出発前はどんな気持ちでしたか?
正直、楽しみよりも不安のほうが大きかったです。
サンフランシスコやマウンテンビューといった名前を聞くだけで胸が高鳴る一方、自分がその中で通用するのかという緊張感がありました。
ただ、技術カンファレンスや企業訪問を通じて、普段の業務では得られない刺激を受けられるチャンスだと思い、「とにかく吸収してこよう」と心に決めて出発しました。
Q2. Waymoの自動運転タクシーに乗ったそうですね、どう感じましたか?

スマートフォンで配車を依頼すると、しばらくすると運転席に誰もいない車が静かに迎えに来たんです。まさにSF映画で見た未来が現実になった瞬間だと思いました。
しかし実際に乗ってみると、そのスムーズな運転に「ある意味、驚きとしては少ない」というのが率直な感想でした。
本当に驚いたのは、車内ディスプレイが周囲の人や車をリアルタイムで認識していたことです。私たちが日々取り組む画像認識などの技術がここまで社会に溶け込んでいる、その現実を前に技術と社会実装のスピード感に圧倒されました。
また降車した際には街を歩く方から「どうやったらこれに乗れるの!?」と声をかけられる場面もありました。運転席に人がいないことに驚いて写真を撮る人も多く、まだ一般の人には馴染みのない技術であることを実感しました。未来の技術が少しずつ日常の風景になり始めている。そんな瞬間を肌で感じました。
Q3. 現地の物価にも驚かれたそうですね。

訪問先の方とのディナーで、一人あたり約2万円の請求を受けました。さらに「living wage surcharge(生活賃金サーチャージ)」など、日本では見慣れない項目がいくつも。水が一杯9ドル(約1,400円)だったときは思わずレシートを二度見しました。
ただの物価高ではなく、現地の人々の暮らしを支える仕組みを感じました。
海外でビジネスをするなら、文化や社会背景への理解が欠かせないことを学びました。
Q4. 参加されたカンファレンスで印象に残ったことは?

私たちはシリコンバレーで開催された複数のテクノロジーカンファレンスに参加しました。自動運転やAI、スタートアップの最前線を体感したいという思いで臨みましたが、どの会場もとにかく“熱気”にあふれていました。
【グループA】
私たちが参加した自動運転系の技術カンファレンスでは、登壇者がステージを歩き回りながら熱を込めて語り、参加者が積極的に質問を投げかける姿が印象的でした。
時には“議論がぶつかる”ほどの白熱ぶりで、日本の静かな会議文化とはまったく異なる雰囲気。
「意見を恐れず発言する文化」こそが、イノベーションを生む土壌なのだと強く感じました。
【グループB】
僕たちが参加したスタートアップ系のイベントでは、10歳と12歳の二人組が自分たちの開発したプロジェクトを堂々とプレゼンしていました。
その年齢でありながら、自信をもって聴衆の前に立つその姿に、会場全体が温かい驚きと称賛の空気に包まれました。
一緒にプレゼンを鑑賞していた関係者からも「アメリカでは子供が庭先でレモネードを売ることが夏の風物詩となっている」と聞きました。
拝見したプレゼンも然り、「ビジネスの基礎を体験的に学ぶ」・「年齢や立場を問わず、挑戦する人を応援する」文化が根付いている。
それがアメリカの強さだと感じた瞬間でした。
Q5. 訪問先企業で想定外の質問を受けたと伺いました。

今回の研修では、現地のIT企業、スタートアップや関係先企業を訪問し、技術トレンドや開発体制について意見交換を行いました。
それぞれの分野で最前線を走る企業の方々と直接話す機会は、とても貴重な体験でした。
【グループA】
私たちが訪問した企業では、幹部の方から「御社の売上は?」「利益は?」と質問を受けました。技術の説明には慣れていますが、会社全体の数字にはすぐ答えられず、思わず冷や汗をかきました。技術者であっても海外では“会社の代表”として見られる。
その意識を持って準備しておく大切さを痛感しました。
【グループB】
私たちはパートナー企業を訪問し、英語で会議を行いました。
普段は日本語で話している内容を、英語で正確かつ簡潔に伝えることの難しさを改めて実感。
途中で言葉に詰まりながらも、相手が真剣に耳を傾けてくれる姿勢に救われました。
「伝わること」以上に「伝えようとする姿勢」が大切なのだと学んだ経験でした。
Q6. 現地の制度で印象的だったものは?
高速道路の「カープールレーン」です。
2人以上乗車していないと走行できず、違反すると高額な罰金が科されます。
AIカメラが乗車人数を自動で検知し、通報するシステムまで整備されているのには驚きました。
技術と社会制度が一体となり課題解決に向けて機能している——
その仕組みの柔軟さにアメリカらしさを感じました。
Q7. 出張を通じて一番大きな学びは何でしたか?
現地ではカルトレインの乗り方を間違えるなど、思いがけない失敗やトラブルもありました。
ですが振り返ってみると、それも含めてすべてが貴重な経験でした。
出発前に弊社役員から「プロ野球の打者でも打率は3割。10回のうち7回は失敗する。
その7回をどう活かすかが大事だ」という言葉をかけられました。
その時は実感が湧きませんでしたが、今回の出張を通じてその意味を深く理解できた気がします。
成功よりも失敗から何を学ぶか。
現地での経験を糧に、これからも準備を怠らず、挑戦を恐れない姿勢を大切にしていきたいと思います。
まとめ
今回の研修出張を通じて、参加メンバーは現地での挑戦と失敗を経ながら、多くの学びを得て帰ってきました。
現地で感じたスピード感、発言する勇気、そして失敗を恐れず前に進む姿勢。
これらは彼らが開発や事業で活かしていく大切な糧になるはずです。
PUXでは、若手であっても責任ある立場で挑戦し、成長のチャンスを掴める環境があります。
これからも、次の世代のエンジニアたちが世界を舞台に挑戦し続ける——
そんな文化を大切にしていきたいと考えています。